こんにちは~!!
5児の父のさすらいの旅人ことKONMA08です!
私が18歳の夏休みに挑戦した北海道片道切符の旅の話です。
《前回までのあらすじ》
当時18歳…ちょうど30年前のKONMA少年は【青春の18キップ】※片手に大阪を旅立ち三日目にして念願の北海道の大地にガンダムの第1話のガンダムのように立ったのであった…
※【青春の18キップ】1枚の切符で1日中JR線の急行電車までなら乗り放題の切符。5枚綴りで当時は1万円(現在は11850円)でした。
そしてあ~だこうだの幸田露伴でバイトをし帰りの電車賃を稼ぎ…そして8月29日(火)に23日ぶりの大阪へと無事帰って来たのだが…
残金78円!
…これが私の財布の中にあった全財産でした…
旅人物語 最終回
8月30日(水)
朝…目覚める。
見慣れた風景…寝心地のいい布団。
そういえば大阪に帰ってきたんやな…
まだ実感はなかった。
思い返せば23日前のあの朝…私の旅が始まった。
普通に旅行に行くようなカバンに寝袋そしてサンダル…
訳の分からぬ恰好で家を出る。
少しでもお金を使わなくても済むようにと母が握ってくれたおにぎり。
困った時に読めと父に手渡された茶封筒の手紙…
後に中身は3万円入っていたことに涙する。
結局このお金は返せなかったが…
初日に新潟の公園でともに夜を明かしたOさんとの出会い。
2日目に秋田県にて雨が降ってるからと家に泊めて下さりお酒や食べ物までくれたおっちゃん…
そして3日目の11時59分に北海道は函館の大地に初めて立った。
まだ工事中の札幌駅に拠点を置きあっちへこっちへとウロウロと歩きまわり夏の北海道で死にそうな体験をしながらバイトを申し込むも秒殺…
困った困ったコマドリ姉妹な私はどうしたものかと悩んでいたら奇跡的にめちゃめちゃ近所に住んでいるMさんと出会い帯広の【カニの家】という所でバイトを紹介してもらえることを知り翌日ご飯をお世話になった後に帯広へ…
そこで10日間に及ぶ牧場の牛の牛しぼり…乳しぼりのバイトをし3回の牛の出産に立ち会いばあちゃんに
こんな短期間で3回も出産に立ち会えるなんてめずらしいなぁ。
きっと子沢山に恵まれるべ(と蝦夷弁で)
と言われて我が家の子だくさんの謎が判明したのでした…。
カワイイ牛たちとも別れを告げ【カニの家】に顏を出し北海道ともお別れを…
調子にのってバイト代をパチンコで失いかけた私は帰りの電車賃に困っていたが神が降臨する…山形の駅のホームで夜を明かしたSさんに無理やり格安の値段で【18切符】を売ってもらう。
友達Yちゃんの待つ長野県へ向かう車中で出会った退職後に日本を夫婦で周っている老夫婦…謎のお水のお姉さん…
こうやって思い返せば様々なできごとと人々との出会い…
後日全国を回っている老夫婦から何度かおハガキを頂戴した。
お世話になった牧場から毎年秋に鮭とジャガイモを数年間贈ってくれました。
私は本当に人に恵まれている…
ここで出会った方々とはもう連絡はないですが
今でも元気にしておられるのかなぁ…。
そんなことを思いつつ
日記を閉じた…
END
長い間書き続けた【旅人物語】も今回にて最終回となりました。
たかが30話の脱線しまくりの私の思い出話に付き合ってくださり
ありがとうございました。
ここに書きながら当時のことを思い出し我ながらアホみたいなことをしてよぉ~生きとったなぁ…と。
今現在も若干色をつけつつ子供たちに語っております。
次回【総集編:下の巻】にて【旅人物語】は終わりとなります。
この北海道旅の翌年に九州も旅をするのですが…
また機会があれば【旅人物語:九州篇】で…