こんにちは~!!
5児の全然いけてないKONMAな父のイケコンことKONMA08です!
私が18歳の夏休みに挑戦した北海道片道切符の旅の話です。
気が付けばもう30年も前の体験談なんやなぁ…
そもそも北海道に独りで旅立とうと思ったのは…もちろんまだ北海道の大地に立ったことがなかったからというのもそうやけども …私が当時師匠として崇めていた女性が独りでオーストラリアの大地へと旅立ったのが切っ掛けでした。
私『師匠がオーストラリアの大地に立つんやったら俺は資金の都合で国内の北海道の大地に立ってやるわい!!』
というものでした。
《前回までのあらすじ》
当時18歳のKONMA少年は【青春の18キップ】※片手に大阪を旅立ち三日目にして念願の北海道の大地にガンダムの第1話のように立った。
そしてあ~だこ~だあった私は札幌近辺を観光しようと普通の旅行バックにサンダル姿で距離にして12Km以上あるクソ暑い道のりを歩いて札幌芸術の森という場所に到着。さらに10Km離れてる滝野すずらん丘陵公園を目指しやっと着いたかと思ったら…
※【青春の18キップ】1枚の切符で1日中JR線の急行電車までなら乗り放題の切符。5枚綴りで当時は1万円(現在は11850円)でした。
旅人物語 第十三話
札幌芸術の森を出て外灯もない車も通らない真っ暗な山道をただひたすら歩いてました…何度も右手と左手に『大丈夫かい右手くん? たまには左手さんと荷物をかえようか??』なんて会話(?)をしながらただただ歩いた…
そして何時かは分かりませんが滝野すずらん丘陵公園の看板が見えました!!
『おぉ~っ!! やっと着いた~!! …??』
そう…やっと着いた滝野すずらん丘陵公園…
あんなに夢みた滝野すずらん丘陵公園…
暗い夜道を歩いてきた滝野すずらん丘陵公園…
ぼくらの仲間だ滝野すずらん丘陵公園…
なのにそこにはでかでかと入場門があり…
閉まってました…
『ウソやん…』
普通に無料で入れる公園やと思ってたのに…入場門とな??
そして私はそのまま近くにあった駐車場でバタンと倒れ込むように深い眠りにつくのでありました…
1989年8月12日(土) 朝…
薄明るくなってきて目覚める…
さすが北海道の山中…死ぬほど寒かった…
いちよう寝袋で寝てたんですけどもね。
そして昨日の夜は真っ暗だったのと疲れてたので気付かなかったんですが…
目覚めた駐車場のすぐ側は…
墓地だったのです!!
青ざめる私…そのまま見なかったかのようにトボトボと入口まで向かう…
???
今滝野すずらん丘陵公園のオフィシャルサイトを覗いてみたのですが…ない。
墓地っぽいところが見当たらないんやけども…??
この日の日記には
『はぁなんとか無事生きてました。でも正直いってとてもとても怖かったです…なんせ目覚めれば墓地…それにとっても寒かったです』
とだけ書いてあるのですが…。
恐らくであるが私はこのあとここまで来た道のり…恐怖の死の道…22Km以上あるデッドロードをまたまた歩いて札幌駅に帰る(?)んやけども…その道中があまりにも辛すぎて墓地の描写が記憶から消えているのかな??と…
一体何だったのか??
…疲労からくる幻想?? 夢? 幻のごとく??
そう。
滝野すずらん丘陵公園で滝を眺め…昨日の疲れを癒し…そして…札幌に向かう!!
帰りの道中はお店はもちろんジュースの自動販売機すらな~い!!
水筒も何も持ってない私はノドがカラッカラ…
日記にも
『今日は死んだ…最高に死んだ…』
と書いてある。
もうただひたすらに山道を下って来るのでした。
そして滝野すずらん丘陵公園を出て7時間…
私は中島公園に戻ってきたのでありました。ただ前日と違うのは昨日は段々と山の真っ暗な山道を登って歩いたのに対しこちらは暗くなってきても外灯があったこと。
灯りがあることで心がこんなに安らぐなんて。
それに見て見て!!
『今夜はこの中島公園で寝るんやけどもホラホラ…カップルばっかり。
うらやましいやんか…アカン…旅立って6日めにしてさみし~なってきた…つらいよぉ~ん』
この日の日記はこう締めくくられていた…。
・・・つづく
という訳でついに第一部【北海道上陸~無謀篇~】が終わりました。
次週より奇跡的な人との出会いが待っている第二部【北海道~生命篇~】が始まりますので宜しければ引き続き読んであげて下さいませ。
本日は最後まで読んで下さりありがとうございました。
ホンマに何度も書きますがいつも暖かなコメントをありがとうございます。
更新日の日はコメントを読めるのが楽しみでワクワクしております。
できる限り皆様のブログにもお邪魔したいと思っておりますので
これからもどうぞ宜しくお願いしますね。
お時間のある時にでも遊びに来て下さいね。
また【月刊KONMA08】でいただいた
ブックマーク及びコメントの返事は毎週月曜日の記事に更新予定であります!