これは『月刊KONMA08』(Vol.11)の過去記事をカテゴリー別に分け記事を加筆・再編集したものです。
いつもお星さま&コメントありがとうございます。
旅人物語 第九話
前回までのあらすじ…
1989年夏…
当時18歳だった私は夏休みに【青春の18切符】片手に行ったことのない日本の最北端…北海道を目指した。
大阪を旅立ち三日目…8月9日(水)に…
ついに夢にまで見た憧れの北海道の大地に立った!!
しかし時間のあった私は観光するでもなくパチンコをしてしまい…
残金…690円!!
8月10日(木)
JR札幌駅で朝を迎える私…
当時は今のようなキレイな札幌駅の大工事中だったため至る所にテントのような場所があった。
そのテントの片隅などでバイカーの人らが寝袋で寝たりしてたので私も同じように寝袋敷いて一夜を明かしたのです。
残金690円…どうしたものかと悩んだ時…ふと親父の言葉が脳裏に蘇る…
親父『困った時に読め』
※旅立つ前日に親父にもらった手紙の話…こちらもどうぞ。
旅立つ前日に親父にもらった手紙…
きっと何かヒントが隠されているのだろう…
それとも松下幸之助の励ます名言が書かれてるのか??
この手紙は読むまいと思っていたのだが…まさか…まさかこんなにも早くお世話になる時が来ようとは…。
そう思いながら茶封筒を開けた。
私『【読め】??…福沢諭吉が1枚2枚3枚…』
そうなのである。
茶封筒の中には輝く福沢諭吉さまが3枚…3万円入っていたのである!
うすうすお金ではなかろうかとは思っていた。
私『な…何が【読め】や…ったくホンマに…』
やはり親父にはかなわんなぁ…。
さてここで問題です。
残金690円の私が親父からの3万円を読んだ(見た)後…どのような行動を取ったのでありましょうか?
A:このお金を元に倍以上に増やしてやろう!とパチンコに行く。
B:このお金は使えへん!とバイトを探し始める。
C:このお金でとりあえず帰れそうやな。と安心してもう一眠りする。
…さてどれでしょう?
答えは…次回へ…つづく
山猫さんが綴るお子さんとの旅の思い出…
世の中には様々な子供がいて…
HSC御存じですか?…宜しければ一度ご覧下さい。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
問題の答えは…
近日更新予定の《旅人物語 第十話》にて。